<<戻る
自由に至る旅―オートバイの魅力・野宿の愉しみ
 |
人気ランキング : 5,853位位
定価 : ¥ 777
販売元 : 集英社
発売日 : 2001-06 |
 |
自由とは? |
見かけの楽しさだけではなく、オートバイの根元的なもの、
「自由」について、読者に問いかけてきます。
オートバイは、オモチャである、故に自由である。
しかしその自由とはいったい。。。
オートバイに乗る人には全て読んで欲しい。
多くの人が漠然と心に思い描いているだろうことを
見事に表現しきった、花村萬月。さすがです。
今まで読んだオートバイ関連の本では間違いなく1番です。
 |
著者にとってバイクとは何か? |
本書を単なるバイク旅行のススメとしてだけ読むのはもったいない。
冒頭からいきなり、バイクは「人を殺す道具」だとはっきり宣言しちゃってますが、この宣言が、単なる「旅に出よう」的メッセージに還元できないピリッとした緊張を感じさせます。
自由と死とは紙一重なのかもしれません。だとしたら安全が保障された生ぬるい日常は、「自由」から最も遠いものでしょう。
自由って何だろう、どうしたら手に入れられるの?その自由を得るための最適の道具が著者にとってはバイクです。
 |
バイク乗りなら読んで損無し |
オートバイと旅をテーマにした本は数あれどこの本ほどハードボイルドな本はあまり記憶にない。たいていの本はどっか嘘っぽかったり(最初から断り無くフィクションかもしれないが)、音楽を文章に絡めたり、登場人物が出れば名がカタカナだったり(笑)、何か軟弱なのである。
しかしこの本はずばり男っぽい。花村氏の筆力は素晴らしいと思う。
 |
アウトローなところが良い |
雑貨店でふと目に留まった本がこれでした。著者の柔軟で押し付けない文体が気に入りました。またアウトローだけど、自分で責任をとる姿勢の中に自由があるのだと訴えているような感じがします。バイク暦22年で、そろそろ倦怠期かと思いきや、この本でさらに極めてみたいと思うようになりました。…でも野宿する勇気はなさそうです(笑)。
 |
単なるバイク旅の魅力を紹介しただけの本ではない |
これは単なる旅紀行でも、思い出話でも、はたまたバイク四方山話でもない。
バイク談義に擬して書かれた「花村思想」の啓蒙書である。
花村にとって、バイクや旅というのは、「自由」を語る道具の一つに過ぎない。
とにかく、全てのモノ、人、考え方から自由であること。その「自由であること」の意味を執拗に、とにかく繰り返し説いている。そして、我々に対し、もっと自由に生きようと誘いかけてくる。
いろんなしがらみに囚われた我々一般人には考えもしない発想で語りかけてくるその論調は、あまりにも突拍子がなくて、ついて行けないところもあるかもしれない。軽そうに見えて、何だか新興宗教の勧誘か催眠商法の販売会の語り口にも似た花村の論調に、いつか読者も乗せられ、「旅に、出ようかな」と思わせられてしまう。
バイク乗り以外の人にも読んでもらいたい本である。